教育工学

教育の現実的な問題に対して,工学的なアプローチなどを駆使し,より良く教育目標を達成することを追求します.

ゲーミフィケーションや3Dプリンタを利用した教材の開発と実践

ある教育目標をより良く達成するためには,どのような教材を設計すればよいでしょうか?教育目標をより良く達成するためには,どのように授業設計を行い,そしてどういった教授法を活用すればよいでしょうか.永原研究室では,様々な教材開発や教育実践を行っています.

ゲーミング教材の開発と実践

本研究室では,ロールプレイングゲームや,共同研究者である松田稔樹研究室が開発したInstructional Activity Game (通称 IAG)を活用したゲーミング教材の開発と実践を行っています.コンテンツ・ベースからコンピテンシー・ベースへの転換とともに,「総合的な学習(探究)の時間」においてカリキュラム・マネジメントが重要とされています.目標から逆向きに考える工学的なアプローチで,教科で何を学ぶか.問題解決のフレームワークは何が重要かを,ゲーミング教材の開発と実践を通して探究しています.

高等学校工業科の課題研究における教育情報データベースの開発と実践

既存の工業科の教科書を基に,経験豊富な教員や熟練技能者が持つ,教科書に載っていないノウハウや指導観をデータベース化することで,経験の少ない教員への技能継承の支援と促進に寄与する研究を行っています.この研究は,東京科学大学附属科学技術高等学校と連携して行っています.

LLMによる適応型テストシステムの開発に向けた項目の一次元性・局所独立性の評価

テスト項目をその都度生成できる,LLMを活用した適応型テストにおいて,生成された項目がIRTの仮定である項目の一次元性・局所独立性を満たすための自動問題生成手法について検討する研究を行っています.